意外と身近な病気「うつ病」とは?何科で診察する? [病気]

親戚の叔母さんと電話で話していて驚きました。

その叔母さんには私と同じ年の息子がいて、つまり私にとっては従兄弟ですね。

その従兄弟がうつ病になったというのです。

彼の勤める会社は、元々大変な職場で、いつも帰りも遅く、土日の休日も出勤することが多いと聞いていたのですが、2年ほど前に本社へ出向になったそうなんです。

そしたら、その出向先の本社の仕事は今まで以上にキツくて、さらに銀行からの天下りの上司にいびられて、どうやらそれが原因らしいというのです。

その従兄弟に対する元々の私の印象は、「物静かで、真面目で、優しい。」といった感じでした。

まだ私が小学校の低学年だった頃、また別の年上のいとこにいじめられていた中、彼だけは優しく接してくれていたことをよく覚えています。

そんな彼がうつ病になってしまったなんて…。
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もちろん、「うつ病」という言葉、病名は知っていましたが、まさか身近な人がかかるなんて。

それで気になってうつ病のことを少し調べてみたんです。

■意外と多い、うつ病患者
調べてみて、まず驚いたことは、「うつ病」にかかっている人がなんと多いこと!

なんと、全人口の3~5%がうつ病にかかっているとのことなんです!(WHO(世界保健機関)調べ)

私の勤める会社には約300人が働いているのですが、3%とすれば9人、5%とすれば15人もうつ病にかかっていることになります。

すごい人数ですよね。
こういった病気は、なかなか会社の人には言いづらい病気ですから、表には出てこないだけで、案外本当のデータなのかもしれませんよね。
もしかしたら、私の接している会社の人の中にも本当にうつ病にかかっている人がいるのではないかと思いました。

そういえば、自宅が火事になってその中で焼死した高校の同級生もうつ病で薬を飲んでいたという話を思い出しました。

でも、そもそも「うつ病」ってどんな病気なんでしょう?

■うつ病とは
誰にだって「憂うつ」な気分の時ってありますよね?
「気分が落ち込む」ことだってありますよね?
大人にも子供にも。
私にもありますよ。

小学生の時、日曜日の夕方、テレビでサザエさんを見終わるとよく憂うつな気分になったものです。
「あ~、もう明日から学校だ…。」なんて思ってました。

そんな昔のことではなく最近だって、仕事で失敗したり、お客さんから文句を言われたり、したくない仕事があると考えると、すぐに気分が落ち込みます。

皆さんにもありますよね?

そのような気分の時の状態を「抑うつ状態」と言うらしいのですが、その「抑うつ状態」がある一定以上重度になると「うつ病」と診断されるようです。

この「ある程度」の基準が難しいとは思いますが、うつ病セルフチェックを簡単に自分でできる表を見つけましたので、「いつもの自分と心身の調子が違うな」とか、家族や周りの人のいつもと違った様子に気づいたら、是非やってみてはいかがでしょうか。

下の表に従って、合計点数を出すだけです。
これだけでうつ病が診断できる訳ではありませんが、自分の状態を確認する一つの目安にはなります。
何度やってもいつやっても「抑うつ傾向」の採点が出るようであれば、病院で相談してみたほうがいいかもしれません。

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私も実際に採点してみたのですが、40点でした。
つまり採点表によれば、「軽度の抑うつ傾向があります」とのこと。

私自身としては、まさかこんな診断がでるとは思っていませんでした(汗)
でも、憂うつな気分が気分がずーっと続くようなら、注意が必要ですよね。

■うつ病は病院の何科に行けばよいのか?
もし、自分が上の表を見て「うつ病」かも?と思ったら、精神科・神経科・心療内科のある病院や診療所に行くと良いようです。
個人の開業医などでは、「メンタルクリニック」「心のクリニック」といった名称にしているところもありますが、これも精神科や神経科の類と思って良いでしょう。
患者さんに、精神科や神経科という名称に由来する抵抗感を無くすための配慮です。

但し「神経内科」は、てんかん・脳卒中・頭痛・パーキンソン病・認知症などの身体の神経系や神経そのものの病気、筋肉の病気などを扱う診療科ですので、うつ病を取り扱っている「神経科」とは違いますので、注意しましょう。


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