「土用の丑の日」=「うなぎを食べる」 [グルメ]




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「土用の丑の日」=「うなぎを食べる」→「スタミナをつけて暑い日を乗り切る」
という風習は、多くの方がご存知かと思います。
スーパーなどの食料品売り場でも、よく「本日、丑の日」と貼り出され、その横でたくさんのうなぎが販売されています。

でも、そこで疑問に思うことがいくつかありましたので、調べてみました。

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1.どうせうなぎを食べるなら美味しいうなぎを食べたいんだけど、どうしたらいい?
2.「土用の丑の日」には、何でうなぎを食べるの?

3.「土用の丑の日」っていつなの?ってゆうか、そもそも何の日?

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では、ひとつずつ見て行きましょう。

1.どうせうなぎを食べるなら美味しいうなぎを食べたいんだけど、どうしたらいい?
「美味しい」というのは、もちろん個人の好みに左右される部分はありますが、一般的に人気のあるうなぎ屋さんのうなぎにはどんな特徴や共通点があるのでしょうか。

まず、うなぎをどうやって食べるかと考えた場合、殆どの場合が「白焼き」よりも「蒲焼」又は蒲焼を使用した「うなぎ丼」「うなぎ重」でなないしょうか。
「うなぎの蒲焼」という完成品が出来上がるまでに、味を左右するどんな要素があるのか、考えてみました。

①うなぎそのものの品質
身に味がある

脂がのっている(実は秋から初冬にかけてが旬なんです)

ドロ臭くない

皮が硬くない…※1

身が硬くない

小骨が細く気にならない



②調理の方法
表面を香ばしく焼いてある…※2

ふっくらと蒸されている…※3 (私は江戸前の調理法が好みなので、蒸さない関西風が好きな方はごめんなさい)m(_ _)m

うなぎは焼きたてである…※4

ご飯は炊き立てである…※5


③タレの味
味の濃さ、甘さ、タレの濃さなど、好みは人それぞれでしょうから、タレの味の善し悪しは難しい問題です。こればっかりはそれぞれのお店の味を試してみなくてはわかりません。


では、美味しいうなぎを食べたいなら、高級で美味しいうなぎ屋さんに行くしか方法はないのでしょうか?
もちろん、高級で美味しいうなぎ屋さんに行けば美味しいうなぎを食べることはできますが、それは高いお金を払うわけですから当たり前の話です。(中には高いだけで美味しくないうなぎ屋さんもありますが、それは論外です)

実は、スーパーで買ってきたうなぎでもそこそこ美味しく食べる方法があるんです。
上記のうち※の部分は自分の力でクリアできるので、是非やってみて下さい。

※1「皮が硬くない」うなぎは、実は見た目からある程度見分けることが可能です。
皮がゴムのように硬いうなぎというものは、下記の左側の図のようにゴムのように硬い皮の張力で身が丸まっています。お腹の身の薄い部分が下向きに巻いてしまっているうなぎは避けましょう。
パックされたうなぎを真上から見ると、、一見、身が細長くふっくらと膨らんでいるかのように見えるので注意が必要です。
図のように横から断面を確認できると分かりやすいですね。
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右側の図のように身が丸まっておらず、幅の広いうなぎが良いですね。
パックされたうなぎを真上から見て、むしろお腹の身の薄い部分が上を向いて巻いているものが皮の柔らかいうなぎです。

また、表面の質感がザラッとしたものがよく焼けていて美味しいです。
表面の質感がやたらとツルッとして身が細長く盛り上がってりるものは、皮だけでなく身まで硬いこともありますので絶対に選ばないで下さい!


※2「表面を香ばしく焼いてある」
※3「ふっくらと蒸されている」
※4「うなぎは焼きたてである」
※5「ご飯は炊き立てである」

この調理の部分は、ある程度は自分でクリアできます。

まず、買ってきたスーパーなどのパックされたうなぎは、お水でタレを綺麗に洗い流してしまいます。
指の腹を使って丁寧に流して下さい。もったいないと感じるかもしれませんが、このパックのうなぎにたっぷりとかかったタレは、味ではなくて見た目上美味しいうなぎを演出するための、保存料・着色料たっぷりのものだそうですので、遠慮せずにきれいに洗い流してしまって下さい。
こうすることで、臭みもとれていいこと尽くめです。

綺麗にタレを流したうなぎに、大さじ1程度の酒をふり、魚焼きグリルで5分程度焼きましょう。中弱火程度で焦がさないようにこんがりと焼けば、身はふっくら、皮はパリっと、香ばしいうなぎの蒲焼の完成です。
お好みの量に加減して付属のタレをかけて食べてみて下さい。

なお、魚焼きグリルでの上記の方法が一番美味しいのですが、魚焼きグリルを使わずに簡単に手早く調理したいという場合、フライパンや電子レンジで調理する簡易的な方法もあります。

フライパンの場合は、洗った蒲焼に大さじ1の酒をふりかけたもの(ここまでは一緒です)を皮を下にしてアルミホイルで包むかフタをし、蒸し焼きにして5分程度温めればOKです。

電子レンジの場合は、洗った蒲焼に大さじ1の酒をふりかけたもの(ここまでは一緒です)をお皿に入れラップをし、1分程度温めます。

2.「土用の丑の日」には、何でうなぎを食べるの?

これは、いくつかの説がありますが、最もよく知られている通説をご紹介します。

平賀源内説
商売がうまく行っていないうなぎ屋が、なかなか夏に売れないうなぎを売りたくて平賀源内に相談したところ、店先に「本日丑の日」と書くように勧められたという説です。
「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という風習があったために、うなぎ屋の店先に「本日丑の日」と書いたと言われています。
平賀源内に言われたとおりにしたそのうなぎ屋は大繁盛し、それを知った他のうなぎ屋も真似るようになったために、土用の丑の日にうなぎを食べる風習が定着したと言われています。

ただ、この平賀源内説は一見何の根拠もなくたまたま土用の丑の日にうなぎを宣伝したらそれが定着したように聞こえるかもしれませんが、うなぎにはビタミンA・B群が豊富なので、夏バテや食欲減退防止に期待を持てるのも事実です。


3.「土用の丑の日」っていつなの?ってゆうか、そもそも何の日?

まず、「土用」は「土曜」ではありません。
私は子供の頃、こう勘違いしていました。(笑)
今日は土曜じゃないのに、何で「土曜の丑の日」って言うんだろう…と。

「土用」というのは、暦の中で4回ある「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」、いわゆる「季節の始まりの日」(四立)のそれぞれ直前約18日間の期間のことを言います。


「丑の日」というのは、日の干支が「丑」の日です。

「日の干支」は紀元前からず~っと数え続けられてきましたが、毎月の日数が異なることや、うるう年の配置が複雑であるなどの理由で、日の干支を求める簡単な公式はありません。

一番簡単な確認方法は、旧暦の記載されたカレンダーを見ることですね。
日の干支は、
十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)

十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)
を組み合わせて60を周期としています。
計算で算出するのは複雑ですので、以下のようなサイトを利用するのも
一つの方法です。

暦の計算・干支カレンダー計算のウェブページ
http://keisan.casio.jp/exec/system/1189949688


「土用」の約18日間の期間中の「丑の日」が「土用の丑の日」という訳です。
この土用の期間中に、「丑の日」が1回の時もあれば、2回の時もあります。
「土用」の期間中1回目の土用の丑の日を「一の丑」と呼び、2回目の土用の丑の日を「二の丑」と呼びます。


そして、現代では主に夏の(立秋前の)土用の丑の日だけをとって「土用の丑の日」と言われることが多いです。

2013年 7月22日 8月3日
2014年 7月29日
2015年 7月24日 8月5日
2016年 7月30日
2017年 7月25日 8月6日
2018年 7月20日 8月1日
2019年 7月27日
2020年 7月21日 8月2日
2021年 7月28日
2022年 7月23日 8月4日
2023年 7月30日
2024年 7月24日 8月5日


今年2013年の土用の丑の日は、
・一の丑…7月22日 ・二の丑…8月3日
ということになります。


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